敬語


 まるで古文を現代語に訳したかのように、というのは大げさだが敬体・敬語を駆使して話している、業務的なアレでは。第三者との関係も謙譲語や尊敬語に反映させつつ用件を話す話す。

 するとそうした反映のせいで用件についての情報伝達の速度が落ちる。それが自分でもまだるっこしいので早口になる。どんどん早口になり自分の発話能力の限界すれすれを高速飛行し続ける。しかも終始笑顔のままなので口の動かし方に制約があり自分でもどかしい中の悪天飛行。聞き返されることはほとんどないので伝わってはいるのだが、この傾向、いかんなーと思う。そんな過酷なハードルを自分に課すこともないのに。

  • 敬語をあまり使わずにゆっくり話す
  • 敬語を使って気にせずゆっくり話す

 どう考えても後者が正しい。

 頭の中では一瞬で伝え終わっているせいもある。きちんとそれを楽譜に従ってシリアルにモデラートに演奏する必要がある。合奏だし。