ほんとうの夢とか

 夜見るものでないほうの「夢」って、なんだろうと思う。

 夢を持てるのは素晴らしいこと、という言葉を見て(そうかなあ)とふと思った。

 夢を見つけようとすることは、「自分探し」に似ている。

 夢というものを見つけようとして努力することはけして幸せではない。夢とは気がついたら自分の中に生まれているもの。「意志」と同じように神秘的なものだと思う。

 というよりも、心が特定のある持続的状態に至ったとき、「夢」と、それに向かう「意志」が生じている。

 「はてしない物語」という小説の中で、主人公がある悲しみを視覚化したとき……いや、忘れた。

 「夢」と「意志」があるとき、その人は真に自由。

 ただ、その夢というのはキング牧師の言ったそれのような、明確に言語化されるものには限られない。ある人の行動が何かに向けて組織化されているときの、その「何か」と言ってもよい。そのような概念として「夢」を再定義してみる。

 とりとめがない。転載予定。