山口瞳の小説を読んだ


 ひとりでごろっと本を読んでいた。


 少し昔の、いや大正生まれの30代前半のサラリーマンが主人公の小説だからけっこう昔か。そういう時代の話。でも心情的にはなんだかよく伝わってくるものがあった。


 こういう、ひと気の少ない午後の時間に、ベッドの上でごろごろと、しみじみするような本を読んでいると、こういう過ごし方が子供の頃からの自分の原点だと思う。「自由時間」。満足。


 これから牛乳など買い出しに行く。