お題バトン
なるものをkobayasiさんからいただきました。反応遅れてごめんちゃい。
というのも、「パソコンまたは本棚に入っている『小説』は?」という質問に(そんなの書き切れないっすよ!)とたじろいでおったからなのでありますが、同じくkobayasiさんからバトンを受け取ったsshiさんは適当に応えてらっしゃったので、ま、いいかと思い私も適当に書いてみます。
「お題バトン」ってある意味究極形態というか。ネタふりとしての役割が前面にでばってきた感じですね。
Q1.パソコンまたは本棚に入っている『小説』は?
全部は無理なので、これまで紹介したことのなかった本とかジャンルを中心に。
で、まずパソコンに入っているのは……青空文庫関係が多いな。
『半七捕物帳』シリーズ(岡本綺堂の作品リストから大量にたどれます)
オスカー・ワイルド『わがままな大男』 読むと泣いちゃうんですよ。
幸福の王子 「夏のひこうき雲」で継続的にレビューしています。
ほか、有島武郎『生まれいずる悩み』、『一房の葡萄』、トルストイ『イワンの馬鹿』、新美南吉『嘘』『久助君の話』
上に書いた作品はどれも全部おすすめと思ってください。すべて無料でリンク先から閲覧できます。
で、本棚にあるのは……
『冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間』
- 作者: 斎藤惇夫,薮内正幸
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 10人 クリック: 181回
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これいいですよ。感動です。私が持っているのは文庫版ではなくてごっつい単行本ですが、装丁はたぶん文庫版とほぼ同じ。アニメの方は観ていません。
『スペアーズ』
- 作者: マイケル・マーシャルスミス,Michael Marshall Smith,嶋田洋一
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 1997/11
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 140回
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これは相当前に買って読みました。クローン物と一応言えますが、物語の中心はもっと別のところに。おそらくベトナム戦争を下敷きにした戦争体験の凄惨で幻想的な記憶、性と暴力のひどい挿話(これは本当にひどい)、そうした中でしゃにむに筋を通そうとする主人公といった感じのノワールというかミステリーというか。読後感は悪くはないけど。ある種のトラウマは残すと思う。
作品中、マルという登場人物がいつも麺、ヌードルを食べているという設定。マルはすぐ死ぬんだけどね。とくにおいしそうというわけではないんだけど、記憶に残る描写でした。
- 作者: ヒルトン,菊池重三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1956/08/01
- メディア: 文庫
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私はさようならというとき「チップス先生さようなら」と調子よく言いたくなる、ときもあります。この人物像、すごく愛すべき人。
O・ヘンリもたぶん全部あるな。割合としてはSFが多いです。他には時代物とか。……と、挙げているとバランスとろうとして他の物も際限なくリストアップしたくなってくるのでもうやめときます。
Q2.今妄想している『小説』は?
これってお題バトン共通の質問だからこういうよくわからない質問になってしまうんでしょうね。(こういう『〜』があったらいいな)ということなんでしょうけど。とくにないです。
でも、ゆっか(id:yucca)が小説書くなら(書いてるんだっけ?)読ませてもらいたいです。kobayasiさんに賛成。
Q3.最初に出会った『小説』は?
憶えてません。
小説の定義にもよるだろうけど、このシリーズかな。全部は読んでません。
Q4.特別な思い入れのある『小説』は?
- 作者: ミヒャエル・エンデ,上田真而子,佐藤真理子,Michael Ende
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1982/06/07
- メディア: 単行本
- 購入: 26人 クリック: 1,077回
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これを読んだことのない人は幸せだと思う。これから読むという楽しみが待ち受けているから。でも、読んだことのない人はちょっと勿体ないと思う。この本の内容と自分の経験を、心の深い部分でその時々に照らし合わせながら進むということがこれまでできなかったから。
後は昔Reading Batonに書いたので見てみてください。
Q5.最後にバトンを回したい5人とそれぞれのお題は?
ごめんなさい、このバトン自由度が高すぎるのでむずかしくて私からは。
このバトン、書いてみたい!というかたは是非おっしゃってくださいませ。