別の電話で


 下の記事の前なんだけど、別の電話で、へこみ中の友だちから電話がかかってきていた。それで既に1時間ぐらい話していた。


 自分がへこんでいるときって、人に迷惑をかけたくないという気持ちが働いて、自分の中に閉じこもってしまいがちになる(少なくとも私は)。


 だけど、自分が相談や愚痴を聞く側になると、全然迷惑とは感じない(私の場合は)。

 それに、自分の中に閉じこもってみてもあまりいいことはない…ここは難しいけど、基本的にはそう思う。少なくとも私の念頭に浮かぶ人たちについては、依存による弊害はほぼ心配要らないと思う。依存されることの危険を私の側できちんと認識している(から、依存されないですむ)し。
 依存による弊害よりも、うちへうちへと閉じこもっていく自分にさらに嫌気が差して悪循環になるという危険の方が大きい(本を読んだり、静かに自分と向き合うということがない限り)。

 だから、あまり気にせずに相談して欲しい。

 という内容を、もう少しあっさりと友だちに言っておいた。(力になれると嬉しいしさ、とかいうようなことはいちいち口に出したくないので言わなかった。相手はむさいおっさんだし)

 あれこれ豆知識をためらいがちに話した後で。


 とりあえず、今日何をやるかということだけ考えると、人生に対して深刻になりすぎずにすむと思う。「今やること」をこなしていけば達成感による自信と喜びが得られるし。


 ……ここまで書いて、こういう話題って「夏のひこうき雲」でもいい気がしたんだけど、まあでも個人的な考えだしな。

 それでもこんな風に書いて載せるのは、個人的な経験やそれに基づく気持ちの逡巡なども読み手の何かの役に立つかなという気持ちがあるから、というのは、Amehareさんがおっしゃる通りで、私もしばらく前からそういう思いがあって結構あっけらかんとあれこれ書いてる。(中島義道がそんな感じだったからというのもあるんだろうな)


 麻婆茄子がお腹の中でたしかな満足感。